岩 崎 元 郎 の


 
   
 山と温泉トップページへ戻る   次のページへ 

白草山と下呂温泉
 
 
白草山は、あっちの方にお住まいの何人かから魅力を聞かされていたから、一度登ってみたいと思っていた。下呂温泉は、一度は入湯したいと思っていたチョー有名温泉だ。

 年に数回実施している「山の遠足」、そのうち1回は「お祭りと山」をテーマに企画している。昨年のミーティングで来年(2015)は「郡上おどりと大日ヶ岳」をリクエストしておいたら、担当の前田君がすぐに動いてくれて、8月13日郡上八幡の民宿を確保してくれた。

 「郡上おどり」とは、郡上八幡に四百二十年もの昔から唄い踊り継がれてきた盆踊り、国指定の重要無形民俗文化財で、毎年7月上旬から9月上旬の間、毎晩踊られる。ハイライトは8月13日から16日、4晩にわたる徹夜おどりで、日本中から多くの観光客を集めている。前田君はモノの見事に13日民宿をゲット、8月12日から14日「郡上おどりと大日ヶ岳&下呂温泉」3日間という登山教室に仕立ててくれた。日程表には、1日目に白草山に登り下って下呂温泉に泊まるとあった。「瓢箪から駒」が出たようなチャンス到来。

 白草山は標高1,641m、御嶽山から南に延びる岐阜・長野県境尾根上に位置している。バスは乗政までしか入らないから、マイカーかタクシーで黒谷林道のゲートまで入りたい。林道終点までゆっくり歩いて40分、そこが登山口で、「白草山登山道 山頂まで2.7㎞」の看板がある。

 橋を渡って、谷沿いの石がごろごろして歩き難い道を辿る。すぐに最後の水場、ここから右の方にコースは延び、その先ジグザグに登ると尾根上に出る。樹間に白草山が望める。たおやかで優しげな草山だ。昔々は桧の山だったのが伐採が進み、笹山になってしまった、とか。

 その是非はともかく、おかげでたおやかで優しげで、魅力的な山容になった。樹木のない山頂からの眺望は素晴らしいものがある。

 この尾根を登り切ると、県境の稜線に出る。右へ、なだらかな笹原を登っていけば白草山の山頂だ。北に御嶽山が大きく聳え、噴煙を上げている。その姿は崇高で、火山灰に埋もれているなんてことは想像もつかない。ゆっくり休憩して眺望を楽しんだら、往路を下山する。登山口から山頂まで、標準タイムで登り1時間35分、下り50分。

 我々のペースだと休憩時間も含めて、登り2時間5分、下り1時間45分要した。林道の下りは35分、ゲート帰着は18時になった。ゲート前で待っていてくれたバスに飛び乗り、待望の下呂温泉へと移動した。山から下ってゆったり浸る温泉、湯上がりのビールは最高だ。宿までの30分が長かったこと・・・。

 下呂温泉は1000年の昔から続く古湯で、草津、有馬と並んで日本三名泉に数えられている。泉質はアルカリ性単純温泉、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効能があるが、効能の第一は美肌効果と言われている。泉質によっては一日に何度も入ってはいけない温泉もあるが、下呂温泉は単純温泉なので何度でも好きなだけ浸かっていいという温泉好きにはうれしい泉質なのだ。飛騨路の南玄関に位置し、多くの旅館、ホテルで賑やかな温泉街を作っている。

                                                          2015.9.15 記

 




 Copyrighit(C)2008-2015 Motoo-Iwasaki
許可無く、他ヘの転載、掲載を固くお断りします