岩 崎 元 郎 の


 
   
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登別・来馬岳とカルルス温泉

 ゴールドウィンとザ・ノースフェイスの協力で毎年6月中旬に実施しているICI石井スポーツ札幌店企画のバスハイキング、2017年は登別の来馬岳に登ってきた。

 石井スポーツの前から専用バスで約2時間、オロフレ峠が登山口になる。以前、同じ企画でオロフレ山に登ったことがある。バス走行中は雨降りだったのに、峠到着と同時に雨が上がり、雨具を着ることなくオロフレ山を往復登山できた。岩崎は“晴れ男”なのである。道の両側にシラネアオイがたくさん咲いていて、我々を喜ばせてくれた。

 峠の駐車場は満車に近く、「わあ、車が多いな」と言うと、「きのうまでずっと雨が続いていたんですよ、久々の好天で皆さん飛び出してきたんです」と解説があった。「岩崎さんが青空を連れてきてくれたんです、晴れ男ですね」。

 峠の北に位置するオロフレ山は、札幌周辺では人気の高い山。駐車してある車に乗ってきた人のほとんどは、来馬岳ではなくオロフレ山をめざすのだと思う。準備体操を済ませた我々は、10時近くオロフレ山に背をむけ来馬岳へのコースに入った。登りといっても程良い傾斜で、無理なく脚が上がっていく、登り易い登りだ。

 峠の標高が920m、コース上の最高峰カルルス山が1070m、来馬岳は1040mだから、距離はあるが登山としては楽なコース。鼻歌まじりで足を出していたらカルルス山の頂きに着いてしまった。小休止。楽な登りだったから疲れを感じていないのだろう。だれもがザックを降ろすこともせず、ぼっと立ち休みしていた。

 ぼくはザックを降ろし、その上に腰掛けて休憩。水を飲む。腰を下ろすより立ったまま休んだほうがベターという人もいるが、呼吸を整えるだけの2、3分の立ち休みならともかく、休み時間が5分以上あるなら背中からザックを解放し、腰を下ろしてリラックスするほうが疲労回復効果は大きいと考えている。腰は石か切り株をみつけて椅子替わり座るべきで、地面にべったり座り込んでしまうのは逆効果、立ち上がるときに腰への負担が大きくなる。適当な石がなかったら自分のザックを椅子にする。

 中にはいっているおむすびがぺちゃんこになることを心配する人がいるが、いつ牙をむいてくるかわからない大自然が舞台になっている登山を楽しむ資質はない、と言わせてもらおう。

 期待していたシラネアオイの咲きはぽつんぽつん。カルルス山から先も同じように歩き易い道で、スムースに来馬岳山頂を足下にした。「わあっ」と、どなたかが歓声をあげた。来馬岳の北東斜面を指さす。見れば斜面いっぱいにシラネアオイが咲いている。山頂で昼食後、カルルス温泉まで高度差約700mを下山した。前半は急降下で気を遣ったが、後半はスキー場の斜面で嫌な下りだった。

 カルルス温泉は登別温泉の北西8㎞、登別川沿いに数軒の宿が並んでいる。開湯は1899年、無色透明無味無臭の単純泉、ラジウムを多量に含有している泉質が世界的に有名だったチェコのカルルスバードに似ていることから、カルルス温泉と呼ばれる。自律神経不安定症、不眠症、筋肉・関節の慢性的痛み、軽い喘息などに効能あり。

                                                      2017.8.17 記





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