岩 崎 元 郎 の


 
   
 山と温泉トップページへ戻る   次のページへ 

日光・太郎山と中善寺温泉

 太郎山は標高2367.5m、日光連山の中央にドーンと屹立している。目立つ山だが、なんとなく行きそびれる山でもある。中央に位置しているだけに、手前の山に比しアプローチが面倒。しかも、手前の山の方が知名度も高い。曰く、男体山、そして女峰山。アプローチに時間をかけるなら日光白根山・・・、太郎山はつい、登りそびれてしまうという次第。そんなとき、『新ハイキング』誌に太郎山の記事があり、登山口まで送迎してくれるという中禅寺温泉の宿を紹介していたので、早速その宿に電話、宿泊を予約し、太郎山登山教室を具体化、公募を開始した。

 しかし、登ってみたい山としては、男体山、女峰山、日光白根山が優先するのだろう、太郎山の申し込みは2名。採算を考えれば中止するところだが、僕自身が登ってみたかったので、2名には実施する旨ご案内した。しかし、前日1名キャンセル、太郎山登山は残る1名とぼくの2名になってしまった。ともあれ、登山口まで宿のご主人に送って頂き、太郎山登山を開始した。登山口まで送って頂いたので、往復登山ではなく山王帽子山へと縦走できる。めざすは光徳牧場だ。

 空はもったいないくらいの快晴である。砂利道を20分も歩くと林道に分かれて山道に入る。ガイドマップにはシャクナゲ多い(6月)と書き込みがあるが、7月中旬過ぎのいま、山は緑がまぶしい。ゆっくり登って3時間、他に登山者はいない静かな頂きに立つ。太郎山は三等三角点、展望雄大で300名山に数えられている。せっかくの山頂なので、のんびり20分ほど休憩、西の方へ少し進むと小太郎山、ハガタテ薙分岐から鞍部までもうひと下り、登り返せば山王帽子山だ。山名が可愛らしいと思うのは、ぼくひとりかな。急な下りを約1時間で、切込湖・刈込湖から光徳牧場へくだるコース上に降り立つ。すぐ北側に山王峠がある。南に下って行けば、1時間も要さないで光徳牧場に到着、日光アストリアホテルがある。光徳温泉で汗も流せる。バスに乗れば、東武日光駅まで1時間10分だ。

 ここでは光徳温泉ではなく、中禅寺温泉について紹介したい。中禅寺温泉というから、ぼくは中禅寺湖畔から湧いているのだと思っていたら、湯元温泉からの引湯だという。

 ウイキペディアには、「中禅寺温泉は栃木県日光市、中禅寺湖の北岸、二荒山神社中宮祠付近にある温泉地」とあり、「源泉は日光湯元温泉で、1951年に引湯をはじめた。日光湯元は高温の源泉であるが、12㎞の距離をくる間に入浴に適した温度になる」とある。泉質は硫化水素泉で、腰痛、肩こり、筋肉痛、リュウマチ、糖尿病、婦人病、高血圧症、疲労回復、冷え症など、多くの効能が期待できる。

 一泊二日を要する山は、一日目は行きがけの駄賃の山に登り、二日目に目的の山に登って帰途につくか、その逆といった風に時間を無駄にしない山行プランを立てていたが、若くなくなった現在、行きがけや帰りがけの山はやめ、山の替わりに観光を楽しむことにした。太郎山だったら、一日目は東照宮周辺の観光を楽しんだ後、中禅寺温泉に上がり、二日目太郎山に登るのがお勧めだ。


                                                      2017.12.15 記



 Copyrighit(C)2008-2017 Motoo-Iwasaki
許可無く、他ヘの転載、掲載を固くお断りします