岩 崎 元 郎 の


 
   
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七星山と北投温泉

 七星山は陽明山の主峰、標高1,120m台北市の最高峰だ。南西の麓に北投温泉がある。台北市内から北へバスで45分ほどの距離に、陽明山国家公園がある。大屯山、面天山、七星山、向天山、小観音山などで構成される山群の総称が陽明山。旧称は草山だったが、1950年、中華民国総統の蒋介石が明代の学者、王陽明にちなんで陽明山と改称した。

 七星山の登山口は小油坑、冷水坑、苗圃の三つがある。小油坑登山口の標高が最も高く、山頂との高度差は310mほど、距離は1.6㎞ということで登り易い。筆者は2回登っているが、2回とも小油坑コースからの往復登山だった。初めての七星山は2014年3月、第55回の“地球を遠足”で、2018年12月、2回目を登ってきた。“地球を遠足”96回目になる。

 12月4日、訪台。台北中心地付近にある象山展望台に登る。成田集合7時と朝が早かったので、睡眠不足に移動の疲れが加わって、たかだか183mのピークなのに足が重かった。市内のホテルに泊まり翌5日、七星山をめざす。今夏の台風で小油坑コースが土砂崩れで登山不可のため、冷水坑コース往復と案内されていたが、現地に来てみると小油坑コースは復旧して、2、3日前から登山オーケーになっていた。ということで2回目の七星山も小油坑コースの往復登山になった。

 登山口まで大型バスで上がる。ホテルを出た時は、雨は降っていなかったのに、登山口へと上りにかかる頃から、雨が降りはじめた。ご参加の皆さんからは「晴れ男」と呼ばれるくらいに、“地球を遠足”は晴れに恵まれているのだが、前回の七星山も雨に降られたことを思い出した。

 市民憩いの場ということなのか、よく整備された広い駐車場がある。コースは山頂まで石畳みで、何か所か急な石段がある。下りに際しては、要注意箇所だ。現地ガイドさんからは、象山の3倍はきついと脅かされていたのにも関わらず、きのうとは異なりよく眠れたせいか、軽快に登ることができた。下山して北投温泉に移動、夕食前のひととき、地熱谷公園まで北投温泉街を散策した。泊まった宿の各部屋は、浴槽に温泉を引ける広い浴室が用意されていた。いい温泉だった。

 6日は青空の下、十分を訪ねてランタンを飛ばした。空の青はいつしか灰色に変わり、九フンの街に入る頃には雨になっていた。けっこうな雨降りにも関わらず、台湾屈指の観光地九分は、肩触れ合うほどの日本人観光客で賑わっていた。夕食後、北投温泉の宿に戻る。翌7日に帰国した。

 北投温泉は台北市内から40分ほど北に位置する、台湾トップクラスの温泉保養地だ。1894年に発見、1896年、最初の温泉旅館を開業、台湾温泉文化発祥の地といわれる。新北投駅前から地熱谷までの間、一泊数万円もする高級ホテルから大衆レベルの宿まで、旅館やホテルが数多く存在するから、我が身に見合った宿を選んでのんびりしていただきたい。

 台湾の温泉は無色無臭が多いが、北投温泉は白硫黄泉、青硫黄泉・ラジウム泉、鉄硫黄泉を源泉としており、有色有臭。関節炎、慢性婦人病に効がある。温泉街には硫黄臭が漂う。

                                                    2018.12.15 記



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